紹介 | 1948年創業。手間暇はかかっても玉締め機で風味の良い胡麻油を製造しています。
玉締め機は圧力が低く製造時の温度を低く保てるため油が変質しにくい製造方式です。
戦後、大手製油メーカーは玉締め機から、効率・生産性を優先した「エクスぺラー」という連続スクリュープレス方式に全面的に切り替えていきました。創業者はこれを危惧し、伝統を守るべく昔ながらの玉締め機を使って胡麻油を搾り始めました。
松本製油では搾油以外の作業も昔ながらのものを残しています。胡麻を蒸す際には、往時と変わらず木製の桶や竹製のざるを使っています。また胡麻油の濾過には、ご飯粒から作った糊で張り合わせた手漉き和紙の筒を使用しています。
現在では玉締め機で搾った胡麻油は全体の1%にも満たない状況です。“玉締めしぼり”の美味しさを味わっていただきたい、後世に残したいという想いで日々搾油しています。 |   |