紹介 | 津軽半島の中央部に位置する中里町は、総面積の6割が山地です。津軽山地と岩木川に挟まれ、河口付近の低湿地帯は、稲作などに適した肥沃な土壌となっています。(市町村合併により現在は中泊町)
自然農法の思想・哲学に感銘し取り組みを始めた当時、周囲からは批判の眼差しで見られることも多々ありました。また、技術も確立していなかったため、収量があがらず涙をのんだこともありましたが、周辺の子ども達がアトピ−などで苦しむ姿を目の当たりにし、本格的に自然農法に取り組み、稲わらと籾殻による土づくりを基本とした稲作を実施、稲穂が見事に稔った感動は忘れられません。
自然農法を受け継ぎ、現在も、化学肥料・除草剤・農薬は、まったく使用していません。また、動物性有機肥料は、抗生物質等の不安があるので使っていません。生産調整の実施(減反政策)もあり、大豆の生産にも本格的に取り組んでおります。しかしながら、有機農法での大豆生産は除草と虫との闘いであり、収量が思うようにあがらない年もあり、試行錯誤をくりかえしながらの栽培です。 |  |