 紹介 |
久津間紀道さんは、桃の産地として有名な山梨県笛吹市一宮で桃やすももなどを栽培しています。甲府盆地の東部に位置する笛吹市は、日照時間が長く昼夜の気温差が大きい、果樹栽培に適した地域です
久津間紀道さんは、桃農家の3代目になります
桃の一大産地の笛吹市一宮周辺は、昭和20年ごろまで米麦養蚕を営んでいる農家が多い中、紀道さんの祖父が、米麦養蚕より桃の栽培に切り替えました
紀道さんの父(故・範彦さん)は、桃の栽培が広がる中で、いち早く減農薬栽培に取り組みました
現在の紀道さんもボカシ肥を主体に有機質肥料を与え、木の間を広く取って風通しを良くし、枝を適度に切って病気の蔓延を防ぐこと、日々の観察によって害虫の発生時期を見極めて、農薬散布回数を減らしています
また、一般の桃は輸送中の痛みを防ぐため硬めの状態で収穫することが多いですが、紀道さんは、「一番美味しい果実を食べてほしい」との想いから、ぎりぎりまで枝において熟度を見極め、その時期に一番美味しい桃を収穫しています
地域の生産者と、2023年に「やまなし特栽協同組合」を設立しました
|  |