Organic Q&A
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夏季の有機米・農薬不使用米への虫発生について
キーワード保存法, 米・雑穀
回 答POD ポラン広場の宅配がお届けする米は、生産・保管・精米時に殺虫剤等を使用していません。
その為に、気温と湿度が高くなる夏季は、「コクゾウムシ」や「メイガ」の幼虫が発生することがあります。
米に穴をあけて産み付けられたり、米と一緒に入っていた卵が孵化して発生します。卵は0.5mm程の乳白色の楕円のため、ほとんど選別ができません。
ただしどちらも水に浮くので米研ぎの際に気づきます。
卵や幼虫に毒性はまったくありませんが、少しずつ米を食害して傷め、食味が低下します。

もしも保管中に発生・発見した場合は、日陰で紙等に米を広げておくと這い出てきますので取り除いてください。
長時間広げておいたり、直射日光に当たると米が乾燥して食味が落ちたり割れやすくなりますのでご注意ください。

虫を取り除いたら、清潔な容器に戻し、備長炭・竹炭・唐辛子・にんにく等を一緒に入れておくと虫の発生がかなり抑えられます。
密封容器に入れて冷蔵庫に入れておくとより安心です。
米袋のままではなく、清潔な容器に移し変えて保管するのがポイントです。
また、夏季はまとめ買いを避け、1〜2週間で食べきれる分量を随時購入される事をお奨めします。

[附記] カメムシの食害痕(黒斑点)について
数年来、気候変動等の影響でカメムシが大量発生し、食害による黒斑点が一部見られます。
色彩選別機等で除去していますが、 100%の除去は困難で残ってしまうことがあります。
殺虫剤等を使用しない有機米・農薬不使用米の生産事情をご理解いただき、ご容赦くださいますようお願い致します。

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