Organic Q&A
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雑穀のあわ・きび・ひえって?
キーワード米・雑穀
回 答
      雑穀は、白米に不足な養分(精白しているので、ビタミンやミネラルがほとんどなくなっている)を補充するにはとても貴重な食物です。ぜひ、押し麦やあわ、ひえ、きびなどの雑穀を混ぜて炊くことをおすすめします。

      「もちきび」「もちあわ」と「きび」「あわ」との違いは?
      →品種の違いです。例えば、お米でいうと「うるち米」と「もち米」といったように、“粘り”の違いが挙げられます。
       


      【米と雑穀を合わせて炊いてみよう】
      ■お米は炊く1時間前か30分前に水洗いする。
      ■雑穀は水洗いしてしばらく水につけてから水を切る。
      米と雑穀を混ぜて炊く。
       水加減は米だけのときより、やや多めにして炊く。
       雑穀は白米に対して2割くらい混ぜるとよい。


      *胚芽をとってしまった白米に栄養価は期待できません。玄米がおいしく食べられればそれが一番なのですが、まずは「雑穀入り白米ごはん」から試してみませんか。そして、慣れてきたら雑穀を数種混ぜてみたり、白米を、→七分づき→五分づき→玄米にと少しずつ変えていくのもいいかもしれません。雑穀は、昔から日本人の健康を支えてきたすぐれものです。ぜひ、ご利用ください。


      ■古代米「黒米」「赤米」のこと
      古代米は、「神様の赤米」「皇帝の黒米」(*)として昔から大切に扱われてきたお米です。その高い栄養価(糠層に含まれるカロチン、ビタミン類、カルシウム、鉄分などのずばぬけた栄養価が注目されています)により、長寿米として人々に珍重されてきましたが、栽培農家は少なく、とりわけ黒米はさがしても手に入らないと愛用者を嘆かせ、「幻の米」との異名があります。

      (*)中国では秦の始皇帝が不老長寿の主食として愛好し、日本でも縄文時代から栽培されていたという黒米。大切に育てた黒米は、整腸・造血・血液の浄化・視力回復など、さまざまの作用をもつといわれます。その古代の生命のパワーを感じてみてください。


      【炊き方】
      玄米または白米に1〜2割の古代米を混ぜて(最初は少しずつ混ぜて好みの加減をみる)、いつもどおりに炊きます。水加減はふつう通りでOKです。黒米は美しい紫色に、赤米は小豆色に炊き上がります。黒米はモチ系で柔らかいので、白米に混ぜても玄米のかたさが気になりません。赤米は少しかためですが、お赤飯の小豆のようで美味です。

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