Organic Q&A
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桃やスモモのカビや傷み
キーワード果物
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      Q.毎年桃やスモモを楽しみに注文していますが、桃の箱を開けたら、1個がカビだらけだったことがありました。桃やスモモのカビや傷みはどうしてできてしまうのですか? 産地やポランではわからないものなのですか?

      A.桃は病気や虫に弱い果物ですが、生産者はできるだけ少ない農薬で栽培しています。そのため、まれに、桃箱を開けてみるとびっくり!カビだらけ! ということがあります。これは「灰星病」という病気の症状で、雨が多い年に出てしまうことがあります。
      産地から出荷する時も、ポラン流通センターで箱詰めするときも何ともないのですが、皆さまのところに届いたらカビまみれになっているという症状が出ることがあります。灰星病は流通の途中にどんどん進む病気のため、発見できずに皆さまにお届けしてしまうことがあります。その際は、申し訳ありませんが宅配会員窓口や取扱店にご連絡ください。
      なお、桃の果皮に黒い点々のつく「黒星病」は、果皮をむけば問題なく食べられることが多いので、外観で「ムッ」と思っても、皮を剥いてみてくださいね。

      <少ない農薬ゆえの被害>
      雨が少ないと菌の繁殖や成長が抑えられるため、結果的に病気が少なくなります。もともと強い農薬を使わないポランの生産者は、樹と樹の間をじゅうぶんにとって風通しを良くしたり、剪定やこまめな手入れをすることで木を健康に保ち、病気の発生を極力抑えています。雨の多い少ないは天の采配。多くても少なくても、それぞれに病気や虫が多く発生したりします。その他にもシンクイムシが桃の中をしっかり食べていたり、カイガラムシが付いていたりなど、少ない農薬使用ゆえの被害を受けたものをお届けしてしまう場合があるかもしれません。そうした場合にもご連絡をお願い致します。
      <スモモの「当たり」やブルーム>
      スモモも桃と同様非常にデリケートな果物です。「当たり」といって、表面をさわっただけで色が変わります。多少の変色はご容赦ください。ぽつぽつと小さな穴があいていることがありますが、虫が刺した跡の場合もあります。果皮が擦りガラスのように白くなっているのは、果物が自らを保護するために出す果粉(ブルーム)で、農薬等ではありません。

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