Organic Q&A
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卵についてのよくあるご質問
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回 答
      Q.卵を割ったら黄身に血のような点が付いてました。食べても大丈夫?
      A..肝臓で作られた卵黄を作る成分は、血液によって卵胞(血管が取り巻く袋)に運ばれ、そこで卵黄に成長します。成長し終わった卵黄は卵胞の破裂口が裂けて、卵管内に排出(排卵)されます。この破裂口には血管が少なく出血しにくい構造になっていますが、時々出血することがあり、そのときに卵黄に付着してしまう場合があります。食べても問題ありませんが、取り除いて食べてください。破裂口以外に卵管から出血する場合もあり、この場合は卵黄中の血の量が多くなります。血液を大量に含む卵は食用には不適と言われているので、多い場合は食べずに会員窓口やご利用の販売店までご連絡ください。返金させていただきます。


      Q.卵白の中にある肉のようなものはなに?
      A.ミートスポット(肉斑)といい、おもに白色、褐色、赤褐色をしています。正体は肉ではなく、卵殻色素の粒子が集合したもので、なかには血液が変化して肉のように見えるものもあります。肉斑は卵黄表面の膜が集まったものに色素が沈着して形成しているとも言われていますが、有色卵(白以外の卵)では、全体の約30%の割合で発見されるそうです。白色卵は1〜3%と低くなります。
      人体に害はありません。病気によって卵に入るのではなく、正常な鶏に見られるものです。肉斑は大きさ、数ともにさまざまです。内容物が大きかったり、多かったりした卵は食用には不適格とされていますので食べないでください。こちらも会員窓口やお求めの販売店までご連絡いただければ、返金させていただきます。


      Q.卵を割ると卵白が濁っていました。古い卵?
      A.卵黄・卵白は盛り上がっているのに、卵白が白濁している場合があります。これは卵が新鮮な証で、二酸化炭酸が卵白に溶け込んでいるためです。産まれたばかりの卵には二酸化炭酸が溶け込んでいて卵白が白濁していますが、時間の経過とともに卵白は透明になってきます。もちろん保存状態によりその度合いは変わってきます。卵白に二酸化炭酸があると、卵の中のpHが低く保たれ、微生物の侵入を防ぐことができるのだそうです。

      健康な鶏が産んだ卵でも、血がついていたり肉斑が入っている場合がありますので、一度容器に割り落としてから調理されることをおすすめします。

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