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９１年７月より食品添加物の表示が改められ、化学調味料であるＬ−グルタミン酸ナトリウム（ｍｏｎｏｓｏｄｉｕｍｇｌｕｔａｍａｔｅ 以下ＭＳＧと略）は、一括名の「調味料（アミノ酸）」と表示されています。ですから、「味の素」と成分は同じです。
このＭＳＧは、ダシの素をはじめ、ブイヨン、カレー・シチューのルーなど市販の加工食品には必ずといっていいほど使われています。もちろん、スナック菓子やせんべい類、漬物などにも…。おそらく、化学調味料が添加されていない食品をみつけることのほうが難しいかもしれません。
私たち自身がよほど気にしていかない限り、毎日の食生活で知らず知らずのうちにかなりの量の化学調味料を摂っているといえるでしょう。
うまみを感じさせるＬ−グルタミン酸は、コンブ、しいたけ、大豆など自然の食べ物に含まれています。化学的に作り出されたＭＳＧの画一的な味にごまかされないで、素材そのものの味を大切にしていきたいですね。
化学調味料…ふつうグルタミン酸ナトリウムと核酸系調味料（イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、リボヌクレオタイドナトリウム）を指す。
参考図書：「暮らしの安全白書」（学陽書房/小若順一・松原雄一編著）
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