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最近は、白髪染めだけでなく、若い人が髪を染めるということが増えてきました。ヘアダイによる身体への害については以前より指摘されていますが、髪の毛がぱさぱさしたり、コシがなくなっていくといった経験のある方は多いかと思います。これまでにも、ヘアダイを利用した人が「毛髪につやがなくなった」「アンモニア臭が目にしみた」「かぶれが出た」などの障害を感じていたという結果も出ています。こうした症状は、ヘアダイに含まれるアルカリ剤、パラフェンジアミンやアミノフェノールといったジアミン系の酸化染料、脱色や酸化染料の発色を促す過酸化水素水といった薬品によるものです。それが毛髪の表面だけでなく毛髪の内部まで浸透していくので、髪の毛からさらには身体へ、さまざまな悪影響を及ぼす危険性が非常に高いといえます。また、パラフェンジアミンやアミノフェノールなどの酸化染料は発ガン性が指摘されている物質でもあります。長年に渡って、繰り返し毛髪や頭皮からこれらの物質が体内に吸収され蓄積されていった場合に、どんな影響を受けるのかはやはり心配です。
<その他のヘアカラー剤の影響>
ヘアスプレー:髪の表面に顔料を吹き付けるヘアスプレーは、髪への影響やアレルギーもほとんどないと考えていいでしょう。
ヘアマニキュア:薬品を毛髪内部に浸透させ、そこでイオン結合を起こさせて染色するという仕組み。キューティクルを通り、毛皮質にまで薬品が浸透するという点ではヘアスプレーに比べると髪の毛や身体へ対する影響は大。ただし、薬品が浸透するのは毛皮質の外側で、ヘアダイのように毛皮質の内側にまでは浸透しません。また、脱色せずにメラニン色素の上に加えて染色するので、毛髪のダメージもそれだけ少なくてすみます。ヘアダイに比べるとずっと髪や身体への危険性は少ないのですが、アレルギーによるかぶれなどを起こす人もいます。
参考図書:「トリートメントヘアカラー ヘナ」(塩田要著/学陽書房)
髪を染めることでの楽しみ方を否定するつもりはありませんが、せめて使用する染色剤がどのようなものなのかをちゃんと知っておくことは大切です。きちんとした知識を持った上で、何を選べぶかはその人その人の価値観によるものだと思います。でも、小さなお子さんが髪を染めているのは、やはり心配です。日本人としての健康な黒髪をもっともっと楽しんでも…と思うのですが。
最近では、ヘアカラーの環境ホルモン作用の検査結果も出ています。
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