Organic Q&A
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夏場になると、卵黄の色が白っぽいく黄身も白身もでれ〜と広がってしまうのですが…。
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       毎年、夏場になると多いご質問です。卵黄の色は、エサのとうもろこしや牧草により変わってきます。卵の生産者のグループの中には、エサにくず米を与えているところもあります。米を食べた鶏の卵は、とうもろこしと比べると色が白っぽくなってしまいます。また、平飼いの鶏なので、強い鶏がとうもろこしをよく食べ(好み)、力の弱い鶏は食べられないことがあるため、とうもろこしを食べられない鶏に白っぽい黄身が出てしまう可能性もあります。
       平飼いの鶏達は、たくさん水を飲み運動をし自然に沿った飼い方で育っています。白身がだらけて見えるのは水分をたくさん取るために起こることです。決し
      て鮮度が悪いというわけではありません。
       
      一般の養鶏はケージ飼いなので、1〜2羽ずつカゴに入っているため均等にエサが食べられるようになっています。配合飼料には、赤色2号(食紅)を混ぜて黄色を濃くしていることもあります。
       イメージだけが先行し、‘黄身が濃い・白身が盛り上がっている=新鮮’と思いがちですが、鶏だって生き物です。人間同様、夏の暑さにはヘトヘトになり、水もガブガブ飲むのでしょうし体調の善し悪しもあるでしょう。お届けする卵は、ケージ飼いの年中快適(?)に温度管理された鶏の卵ではなく、あくまで自然の中でたくましく育った鶏の卵です。四季を通しての卵の変化も当然といえば、しごく当たり前のことだと思うのですが…。冬場よりは「水っぽく」なってはいますが、いつものようにご利用ください。ご家庭で、いわゆる「冷暗所」での保管が難しい場合は冷蔵庫に入れてください。その場合、この卵は無洗卵ですので、40℃位のお湯で表面を洗い流していただくと浸透圧の関係で雑菌が卵の中に入りにくいようです。それよりも、何よりも、早く食べきってしまうのが一番おすすめです。

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