Organic Q&A
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バナナの上手な保管や追熟のさせ方は?
キーワード果物
回 答
      Q.ポランで注文するバナナはとてもおいしくて大好きですが、届いた時によって熟し方に差があります。家庭での追熟や上手な保管方法を教えてください。

      Å.マースマン農場のナチュラルヒーロー・バナナは、日本に到着後に追熟施設で追熟加工されたものをお届けしています。個体差によって生じる熟度のばらつきにより、青めのバナナをお届けすることがあります。また、夏場は輸送過程での追熟を見込んで熟度を低く(青めで)加工し、冬場は出荷後の追熟が難しいため熟度を上げてお届けします。
      バナナは熱帯地方育ちなので、寒いところが苦手です。ご家庭で追熟させる際のポイントは、温度が15℃以下にならないようにすることと、ポリ袋に入れて密封することです。バナナは温度が15℃以下になると追熟を止めてしまいます。
      青いバナナはエチレンガスに触発されて追熟しますので、新聞紙に包みポリ袋に入れて、りんごなどのエチレンガスを出しやすいものと一緒にすると追熟が進みやすくなります。保管はなるべく暖かいところで。

      ・夏場の保管…冷蔵庫の中やクーラーの風が直接当たる場所は避けてください。
      ・冬場の保管…夜間部屋の外や寒い場所に置かないでください。長時間寒気に当たるとバナナが茶色く変色し(風邪をひくと言います)、その後の追熟が難しくなります。
      軸の部分のかび
      「実が熟して軸の部分が腐って地面に落ち、種を発芽させる」ため、バナナの軸は腐りやすい性質を持っています。また、軸は水分を多く含んでいるため、カビが生えやすい場所でもあります。市販のバナナは、この軸の傷みとカビを防ぐために、発ガン性・催奇形性の指摘されている防カビ剤を使用し、薬品のプールにバナナを浸したりスプレーしたりします。マースマン農場のナチュラルヒーロー・バナナは使用していないため、軸がカビやすいのです。お早めにお召し上がりください。また、軸の部分の黒変はご容赦のうえ、取り除いてお召し上がりください。

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