Organic Q&A
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パセリのおいしい料理法は?
キーワード野菜
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      もっと食べたいパセリ

      隠れた“実力派” 疲労回復に一役 残さず食べよう

      メーン料理のかたわらで、こぢんまりとたたずんでいるパセリ。目立つ存在ではありませんが、ビタミンや鉄分をたっぷり含む、実力派の野菜。付け合わせに添えることで、食事の栄養バランスがよくなります。

      ビタミンB1が豊富 貧血の予防、解消に

      パセリには、ビタミンやミネラルが詰まっています。食事の栄養バランスを考え、不足しがちな栄養を補うようにしましょう。
      現代人に不足しているビタミンの一つがB1。疲労やけん怠感、集中力が欠けている、イライラするという症状は、ビタミンB1の不足が原因の一つともいわれています。糖質を分解する酵素を刺激してエネルギーに変える働きがあるため、疲労回復などに効果があります。水溶性で熱に弱いので、火の通っていない付け合わせのパセリは、ビタミンB1を摂取するにはぴったり。
      肌やつめ、粘膜を健康に保つ役割をする、ビタミンB2やビタミンCも豊富。風邪の予防に効果があるだけでなく、風邪で傷んだ皮膚や粘膜を正常な状態にもどします。食欲が減退する口内炎の解消にも一役買う。貧血の解消や予防に効果がある鉄分も含んでいますが、鉄分の吸収を助けるのがビタミンC。鉄分もビタミンCもたっぷりのパセリは、貧血の予防に理想的な一品です。

      <メモ>
      焼肉店では、食後に口臭を消すためガムなどを配るところが多い。実は、食後の消臭で使われた食品の元祖ともいえるのがパセリ。古代ギリシャ人は食後にパセリをかんで、口臭を消したといいます。これは、消臭成分のクロロフィルの効果。数学や天文学などに多くの功績を残す古代ギリシャ人。クロロフィルの存在を知っていたとは思いませんが、その知恵には脱帽です。

      〜レシピ〜

      パセリは、緑色のサプリメント(栄養補助食品)。まず、カルシウムと鉄分の宝庫ですから、骨を丈夫にしてくれるはず。美肌効果のビタミンCとビタミンEも豊富。カロチンもたっぷり。これはもう、美容食であり、不老長寿食なんですネ!

      ■じゃがいものパセリまぶし
      <材料>じゃがいも、パセリ、しょうゆ、砂糖
      【作り方】
      ■じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま食べやすい大きさに切る。
      ■■を蒸し、くしが通るほどになったら、中華鍋にサラダ油をたらし、炒める。
      ■■にしょうゆと砂糖少々で味付けし、みじん切りにしたパセリをまぶして出来上がり。

      ■ポテトとパセリとコーンのマヨ和えサラダ
      <材料>じゃがいも3〜4コ、パセリ1束、もろこし畑ホール1缶、マロのマヨネーズ適量、塩・こしょう少々
      【作り方】
      ■じゃがいもは、ゆでるか蒸すかして適当な大きさにつぶしておく。
      ■パセリはしっかり水切りした後、葉の部分だけをちぎり、細かく刻む。
      ■■にパセリ、コーンを合わせ、マヨネーズ、塩・こしょうで味つけ。
      *器に盛ってサラダとしてもいいですが、パンにつけて食べてもおいしい■

      ■和風パセリご飯
      <材料>ご飯茶碗4杯分、パセリ1束、ごま油大さじ2、かつお節適量、しょうゆ大さじ2、すりごま大さじ2
      【作り方】
      ■パセリは軸の方を持ち、葉っぱの方からみじん切りにしていく。
      ■軸も細かく切っておく。
      ■フライパンにごま油を熱して、■と■をいためる。
      ■しなっとしたら、かつお節を混ぜ、しょうゆを回しかける。
      ■最後にごまを混ぜたら、そのまま熱々のご飯に混ぜてできあがり。

      <パセリの保存>
      パセリを保存するときは、葉っぱと軸を別にし、軸も葉っぱも大きいまま袋に入れて冷凍します。使うときは凍った袋の上からモミモミすると、簡単にばらばらに砕けてみじん切りにした状態になります。

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