Organic Q&A
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醤油のビンの内側が白くなり、醤油の上のほうに白いカビのようなものが…。どうして? もう使えませんか?
キーワード調味料
回 答
      ポランの醤油は、保存料等を使っていないので、栓を開けると、保存期間や温度によっては表面に白いカビが発生することがあります。温度の高い6〜9月頃の発生が多くなります。
      この白いカビは産膜酵母菌といいます。産膜酵母菌とは、膜を生み出す性質をもった酵母菌という意味です。塩分に強く、好気性(空気を好む性質を持っている)菌のため、醤油のように塩分が強いものでも、空気にふれる表面に発生することがあります。
      醤油は開栓後も常温で保管して大丈夫ですが、温度が高いと産膜酵母菌が発生しやすくなり、また空気にふれると酸化がすすんで徐々に風味が落ちていきますので、開栓後はしっかり栓を閉めて、できれば冷蔵庫に保管し、早めに使い切ることをおすすめします。
      産膜酵母菌が発生すると味や香りが悪くなります。もしも発生してしまった場合は、布等ででこして使えます。漉した後は杯に一つ焼酎を入れておくと再発生を防ぐことができます。風味はやや落ちますが、煮物など加熱調理に使用すれば風味は気になりません。

      未開栓なのにカビが発生してしまったら、殺菌か密封が不十分であった可能性がありますので、お手数ですがご利用の店舗か会員窓口までご連絡ください。
      一般の醤油に産膜酵母菌が発生することは、ほとんどありません。一般の醤油は、保存料(防腐剤)やエチルアルコールで産膜酵母の発生を防いでいるものが多いからです。

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