Organic Q&A
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市販の加工食品の原材料欄によくある「アミノ酸等」とはどういう意味ですか。
キーワード調味料, 添加物について
回 答
      アミノ酸類ほか複数の化学調味料を使用している場合の表示です。
      調味料として表示される食品添加物は、アミノ酸類、核酸類、有機酸類、無機塩類の4つに分類されます。食品に使われた場合は「調味料(分類名)」と表示されます。「調味料(アミノ酸)」とあれば、その商品にはアミノ酸類の化学調味料が使われています。また4つの分類の内2つ以上使われている場合は、すべてを表示せず、「調味料(アミノ酸等)」と一番多く使われている分類名に「等」をつけて表示する事ができます。市販の商品に表示されているのは、この「調味料(アミノ酸等)」が一般的です。
      化学調味料には食べ物をおいしく感じさせる働きがあり、その味に慣れてしまうと、化学調味料が入っていないと、おいしくないと感じるようになってしまいます。
      また、化学調味料にはナトリウムが含まれていることが多いため、塩分の過剰摂取にもつながる恐れがあります。

      例えば、【おんらがハム】や【ぴゅあハム】は、塩分が強すぎるというご意見をいただくことがありますが、実際の塩分は市販のハムと変りません。市販のハムに使われている化学調味料には塩味をまろやかに感じさせる「マスキング効果」があり、本当の塩味を感じさせなくなってしまっているのです。ポランのハムは、食塩、砂糖、香辛料しか使っていないので、市販のハムに比べて塩分が強いと感じられるのです。他の加工食品でも同じことが起こっていると考えられます。

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