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あひる通信 2012/03 あひるの家にようこそ ┌─────────────────────────── │5月のお休みなどのお知らせ └─────────────────────────── 配達のお休み 5/3(木)〜5/5(土)まで配達をお休みさせていただきます。 お店はGW中も営業しております。 お店のお休み 5/19(土)5/20(日)はお休みさせていただきます。 ※5/19(土)たいやきやゆいは、店頭で営業しております。 SALE日の変更 5月のSALEは5/5(土)→5/12(土)に変更させていただきます。お間違えないように。 ┌─────────────────────────── │支援金使途報告とお礼 └─────────────────────────── 東日本大震災及び原発事故によってもたらされた被害に対する支援金として皆様からお預かりした金額は760.819円 にのぼりました。 被災された生産者の生活再建、職場再構築及び放射性物質検査費用及び国立に避難されてきている方々への支援活動に使わせていただきました。 ありがとうございました。引き続きご支援よろしくお願い致します。 これまでの1年間で放射能測定検査をした全品目(約400品目)の結果をプライスカード(値札)に表示します。 検査結果にもとづいてお買い物してくださるようお願いいたします。 これまであひる通信や店内ボードに最新の検査結果をお知らせしてきました。1年が経ち、放射能の影響をこうむったと思われる地域の生産物については検査結果が出揃ったので、プライスカード(値札)に表示することにしました(プライスカード作成を大急ぎでやっています)。お買い物をする時、一目瞭然で判断しやすいと思います。 ┌─────────────────────────── │あひるの家が扱っている品物の放射性物質の検査は └─────────────────────────── 主たる検査機関は神奈川・横浜にある同位体研究所です。検査機器はゲルマニウム半導体検出器といい、機器の精度によって検出限界値(正確に計測できるリミット)が各々20・10・5・1ベクレル/kgと4パターンになります。 同位体研究所の代表塙(はなわ)章さんによると、「3.11以前、20ベクレル検査機を持っていたところはウチ以外あまりなかった」「検査依頼が殺到して、ウチもおもいきって1ベクレルの機器を導入したのですが、3000万円もしたんですよ。こんな高いもの買って大丈夫かなと少々不安です。」1検体の検査は約1時間、費用は1万円〜1.5万円位かかります。ポラン広場東京(あひるの家が参加しているグループ)では、検体(野菜や加工品や肉魚など)を採取して同位体研究所まで送る費用は生産者、検査費用はポラン広場と費用分担してやってきています。 皆様からお預かりした支援金は当初、被災にあった生産者の生活再建、職場再構築に使わせていただいたのですが、ここ半年位は検査費用に使わせていただいている現状です。 ┌─────────────────────────── │あひるの家が扱っている品物は全て20ベクレル/kg以下です └─────────────────────────── 19ベクレル/kgあるというのではなく、検査機器の検出限界値が20ベクレル/kgなのでこのような表現になります。それ故、「不検出」という表示は20・10・5・1ベクレル/kgのいずれかで検査した検査機の検出限界値を下回ったということをあらわしています。 ここまでやってきましたが、販売は思うようにはいっていません。 先日、同位体研究所、原子力情報資料室のスタッフをまじえ生産者との集まりを持った時、生産者が近づいてきて「どうよ、売れてる?」と疲れ切った顔をしてきいてきました。 消費者の不安は続いています。 端的な例は、「検査してるっていってもサンプル検査で、このほうれん草は検査してない訳でしょ」という不安の声です。「そうだよなぁ」と首肯してしまいます。 でも状況判断としては、畑は平らでさえぎるものがないから、この列のほうれんには放射能が雨や風でホールダウンして、あの列にはしなかったということはない訳で、畑のどこからどのように採取したらいいかはNPO法人原子力情報資料室(日本の反原発運動の理論的拠点)の助言を受けて実施している訳だから、サンプル検査=無効とはならないと思っています。 そうは言ってみてもこれも状況判断でしかないので、この3月から“畑まるごと検査”をはじめました。可動式ゲルマニウム半導体検出装置を使って田畑全体の隅々の土壌まで測定することができます。そうすることで、サンプル検査(点)と畑まるごと検査(面)のダブルチェックで消費者の皆さんの不安をかなり取り除けるのではないかと思います。 食品を 作れない⇔売れない⇔食べられない の負の連鎖が続いているような気がしてなりません。 そんな中3月下旬、【さゆり米】(福島・熱塩加納町)の生産者代表の原さんと、お米屋さんの蔵野さんがお店を訪ねてきてくれました。 「この春の田植えはどうすんですか?」おそるおそる尋いてみると、「やるよ、毎年のことだっぺ」「雪が20センチ位あっから、溶けたら村総出で田植えだゾ、百姓だかんなぁ」と飄々とした口調で、「昼飯はごはんがいいなぁ」と3杯おかわりしてお喋りして帰っていきました。 「前年比7割減の売り上げ」について語ることはありませんでした。スゴイのかスゴクナイのか。 ただ、彼等が間もなく田植えをすることだけはわかりました。各々が個別にすべき仕事をする覚悟が必要なのだと思いました。 ┌─────────────────────────── │あつあつのご飯の香りたつほろっとおいしいおむすびにぎります! └─────────────────────────── 4/22(日) おむすび屋高ちゃん 炊きたて握りたておむすび&雑穀麹甘酒・おむすび米販売します! ―おむすび― 【お米】長野県伊那・伊藤さんの農薬・化学肥料不使用のコシヒカリとミルキークィーン 鮭・梅干・昆布・おかか・たらこ 1ケ\150 塩 1ケ \130 ―雑穀甘酒(雑穀グルト)― 米麹・うるち米・紫米・丸麦・もちあわ・もちきび・ひえなどを、天然麹菌で発酵させた雑穀グルト。原料は全て国内産。ほんのりとした甘みとトロッとした舌ざわりで、あっさりした飲み口。アルコール分ゼロなのでヨーグルト飲料としておめしあがりください。消化吸収がよく、胃腸の調子を整えます。 1本 \1,260 → 大特価 \980 ―生うどん・茹でうどん― 特価 青梅産小麦をはじめ国産小麦100%の地粉うどん。コシの強い小麦の風味たっぷりの太麺です。 ┌─────────────────────────── │バッジをつけて街に出よう! └─────────────────────────── 東北3県から国立へ避難して来られている方々を、心からお迎えしている気持ちを表す「くにたちへようこそ」バッジができました! 店頭で発売中! 1個100円(4種類) お迎えしている元気な女の子は「梅子ちゃん」といいます。胸や腕やバッグにつけて街に出掛けてください。 避難されている方々から「おいしいおそば屋さんない?」とか、「大学の中は散歩できるの?」とか、「腰がいたいんだけど、治してくれるとこ知らないかなあ」とか尋かれた時は、心を込めてご案内してください。 ピンクの「くにたちへようこそ」ポスターは、皆で手分けして貼っていただけるお店に配布中です。 次のステップは、避難して来ている方々とコミットして、「今必要なこと」をサポートできる活動をつくっていけたらと思います。バッジ1個100円の内半分弱を、次のサポート活動に使っていきたいと思っています。 ┌─────────────────────────── │あひるの家取扱商品の放射能検査分析結果を随時お知らせ └─────────────────────────── あひるの家店頭及びあひるの家ブログ(あひるの家Blog ahirunoie.boot-boo.com/blog/)にて、取り扱い商品の放射能検査分析結果を随時お知らせしています。 検査分析にあたっては、NPO法人原子力資料情報室の助言に基づいて、民間検査分析機関同位体研究所(神奈川・横浜)等で実施したものです。検査項目は、放射性ヨウ素131・セシウム137・セシウム134です。 検査分析結果を目安にご購入いただけたらと思います。 ┌─────────────────────────── │ポラン広場東京2012年のイベントのお知らせ └─────────────────────────── “そこに行けば元気がでる” そんな広場を創りたいと活動するポラン広場東京2010年のイベント予定 今後の予定 ●アースデイ東京2012 ファーマーズガーデン"春" 場所:代々木公園ケヤキ並木 日時:2012/04/21〜22(土・日) ┌─────────────────────────── │附録 ちょっと若気のお話を… └─────────────────────────── いつもいつもお客さんやその子供たちに、「なんであひるの家って言うの?」「あひる、いないじゃん」「カエルじゃダメなの?」と尋かれ、「今散歩中でいないんだよ」とか「ワァワァガァガァうるさいからじゃねえか」とか「もっと気分が乗ったらな」とかごまかしてきた なんであひるなの に、まっとうにお答えします。 時は1978年、不良公務員生活6年3ヶ月、29才の私は「30才になる前にもっとマジな生き方を見つけなきゃ」と大いに焦っていたのです。そんな時ひょんな縁で、“一球勝負、一発逆転”みたいな気持ちで リヤカー八百屋 になることを決意したのです。 それも、その年の9月5日に始め、翌年9月4日に終わる期間限定八百屋としてスタートしたのです。何故って、 「野菜も農業もお金も力仕事もおばちゃんもヒッピーも大キライ!!」 だった私にとって、それは修行のようなものだったからです。 始めるにあたって、やっぱり例えリヤカー八百屋でも屋号がいるでしょうと思った訳です。かといって、八百強とか安全八百屋というのもしっくりこない、どうしよう…なににしよう…。 その頃、アメリカ(?)の作家でエリカジョングの「翔ぶのがこわい」という小説があって、「翔ぶ」という言葉がはやっていました。「そうだ、おれはリヤカーを引いて地を這うことで翔ぼうとしているんだ」と思った訳です。翔べないオレ → 翔べるオレ → 鳥なのに翔べないアヒル → 空を翔ぶアヒル と連想ゲームはつながったのです。 「空を翔ぶアヒルになりたい!」 、それが答えです。「なあ〜んだ」と言うな!だから言いたくなかったんだ。 (アヒルの家代表:狩野 強) |
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住 所 | 東京都国立市東1-15-44 | |
TEL | 042-575-9049 | |
FAX | 042-575-8382 | |
営業時間 | 10:30〜19:30 | |
定休日 | ありません | |
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