やさいデータベース Yasai Database
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やさい
  
 ホウレン草
タイトル 生まれは、コーカサス。育ちは中国とヨーロッパ
内  容

生まれと育ち
ホウレン草はコーカサスからイランにわって野生種のある1年草で、ペルシアで栽培が始まったと言われています。
中国には唐の時代にネパールの僧によって伝えられ、秋播きに適した「東洋種」が生まれました。


ヨーロッパにはやや遅れて10世紀以降に伝わり、長日条件でもとう立ちしにくい性質の西洋種が育成されました。

日本には16世紀中期に中国から東洋種が渡来し、各地に広まり、西洋種は19世紀後半以降導入されましたが、昭和初期まではあまり普及しませんでした。
最近では、西洋種と東洋種の交配が行われ、様々な交雑種が育成されて、広く栽培されています。


栄養は
カロチン、ビタミンC、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素がたっぷり含まれています。
またほうれん草の繊維は柔らかく消化吸収も良いので病人や老人、小児にも向きます。


保存方法
濡れ新聞紙に巻いてポリ袋に包み、冷蔵庫へ立てて入れます。


涼しいところがお好き
ホウレン草は冷涼な気候を好み、雨が多いと病害が出やすいものです。
そのため耐病性品種の育成や雨よけのトンネル・ハウス栽培なども取り入れられ、周年栽培が行われる様になりました。
それでも、春〜夏にかけてより、秋から冬にかけてのほうが、甘味・香りも強くなります。

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