やさいデータベース Yasai Database
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やさい
  
 蓮根
タイトル 寒いときは、氷を割りながらの掘り取り作業となります
内  容

蓮根の四季
■4月     ハス田の準備。肥料(骨粉+魚粉+皮殻粉+海草など)を土に混ぜ、平らにする
■4〜5月   種蓮根の堀取りと植え付け
■5〜7月   草取り。ウキクサなどのフ雑草は地温が上がるのを妨げる
■7月下旬   花が咲く
■8月下旬〜春 収穫

収穫風景
冬のハス田は、茶色く枯れたレンコンの葉や実がポツポツと立っているだけなので、レンコン収穫中とは思えない地味な風景です。

寒いときは、氷を割りながらの掘り取り作業となります。

蓮根が茶色いのは…
■蓮根は、茎や葉を刈らずにおくと、泥の中で呼吸して生きています。

泥の中にはもともと鉄分が含まれていて、蓮根が出す酸素と、結びついて酸化鉄になり、表皮が鉄錆び色になります。
■土の性質(鉄分の含有量)は、蓮田によって異なり、錆び色のつき具合も当然異なります。
■収穫前に茎や葉を刈り取って、蓮根の呼吸を止めること(=『カラ刈り』)で表皮が、淡黄色に仕上がります。しかし鮮度の落ちが早くなったり、糸を引かなくなったりします。

保存方法
■ポリ袋に入れて冷蔵庫に、早めに使いましょう。

変色するのはレンコンに含まれる酸化酵素が空気に触れるためです。
切ったら酢水につけおくと、まわりに酢水の膜ができて、変色を防ぎます。

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