内 容 |
【左】青シソ 【右】 しその実
■来歴
中国南部、ミャンマー、ヒマラヤ原産で、5000年以上前に渡来し、古くから香辛野菜として栽培されていました。
ペリルアルデヒド(シソアルデヒド)に由来する特有の香りが、花・実・葉のいずれにもあり、各部分が利用されます。
葉茎が緑色のアオジソ、紫色のアカジソ、葉がちりめんになる品種がそれぞれあります。
アカジソは梅干しや紅しょうがの着色、漬け物等に利用され、アオジソの葉は、大葉<おおば>とも呼ばれ、香りがアカジソよりも高く、刺身のあしらい、天ぷら、麺類の薬味等に利用されます。
■栄養
アオジソは1回に食べる量は少ないですが、ビタミンA・カルシウムは野菜中最高、またビタミンB2・Cも多く含まれています。
独特の香りの成分であるペリルアルデヒドには、制菌作用・食欲増進作用があります。刺身のつまとして使われるのは、魚の生臭みをとり、シソの制菌作用を利用した食中毒防止の為でもあります。このほか、発汗・保湿等の効果が知られています。
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