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海の自然学校 簀立(スダテ)漁体験と盤州干潟観察
 
日時 2010年06月26日(土)
08:00(08:30出港)〜15:00頃(現地集合・解散)
場所 東京湾木更津金田漁港 
千葉県木更津市中島2050  網元つぼや船乗場
参加費 6,000円(小学生以下3,000円 (昼食・持ち帰り魚・イベント保険料含む)
定員 30名
服装 動きやすい服装と帽子などの日除け
持ち物 飲み物、クーラーボックスや保冷剤、着替え、タオルなど
お申込み 下記のポラン広場東京事務局にご連絡ください
*イベント保険に加入しますので参加者全員のお名前、住所、電話番号、年齢をお知らせください
お問合わせ NPO法人 ポラン広場東京 事務局
0428-22-6821 (受付時間平日09:00〜18:00)
office@polano.org
 
 
  【江戸前でぃ!佃煮】シリーズでお馴染み、遠忠食品・宮島さんをコーディネーターに、東京湾の漁師達とのネットワークを活かして、初めての海の自然学校を開校します
第一部は簀立(スダテ)漁体験。胴長靴を着て屋形船に乗り簀立まで短い船旅。潮が引くのを待ち船長さんの合図で、簀立の中に入りタモ網で魚を捕まえます。捕った魚は刺身や洗い、天ぷら味噌汁などで贅沢な昼食に。捕まえた魚はお持ち帰り可
潮が満ちてきたら寄港し、車に分乗して10分程の所にある盤州干潟の観察会です
 
    簀立(スダテ)漁とは
昔ながらの漁法のひとつで、沖合の海中に簀を立て、満潮時ここに入った魚を干潮を待って捕らえる方法
高さ2mの簀を長さ60〜70mほど直線に立て、その先に直径20mほどの円形の定置網を張り、その中に、さらに小さな定置網が仕掛けられます。魚は壁にぶつかると、障害物に沿って進む習性をもち、簀に沿って徐々に最後の定置網へと追い詰められ、最後の入口には返しがつけられ、魚は一度入ったら出ることが出来ないようになっています
 
    どんな魚が捕れる?
その日によって魚種が違いますが、スズキ(フッコ)・カレイ、ボラ、アナゴ、ヒイカ・アオリイカ…と他にも天然車えびや渡りガニ・石ガニまでも!運がよければタイも捕まえられます!!
潮干狩りも一緒に出来るのでアサリ・バカガイ・マテガイ・アカニシなども獲れます
 
 
  集合・出港 08:30〜
  梅雨のシーズンでしたが雨はほとんど降らず、曇りの過ごしやすい天気となりました。朝8時半の簀立漁体験出港に合わせて、参加者の皆さんが集まりました。今回の海の自然学校は、江戸前の魚介類を使った佃煮を作ることで東京湾の再生を応援している、遠忠食品の宮島さんを校長にお迎えしました
出港に先立ち、宮島さんから挨拶がありました
「皆さんおはようございます。今日沖に行くとアオヤギがとれると思います。俗に言うバカ貝ですね。私たちはそれを佃煮にしています。本当に東京湾というのは豊かな海です。東京湾の周りには3200万人もの人が住んでいます。日本の人口の約2割もの人が、実は東京湾の周りに住んでいるんですね。その人たちが流した家庭排水を、本当は循環しないといけないんです。一番いいのは、東京湾でとれたものを食べることです。地元でとれたものを食べて、漁師さんや水産業を応援していきたいと思っています。今日は簀立漁体験の後、打瀬舟(うたせぶね)を見学してから盤州(ばんず)干潟に行きます。どうぞよろしくお願いします。」
 
       
  早速沖の簀立に向かいます。みんな簡易屋形船に乗り込んで出港です。沖へ出て行く船の道は、人工的に深く掘ってあるそうです。漁船が、潮が引いていても港に出入りできるようにするためで、この外側はとても浅くなっているそうです  
       
  沖の簀立に到着。碇を降ろして船を固定し、もう少し潮が引くのを待ちます。簀立には、先にもう1艘船が着いていました。漁師さんのお母さんたちが、食事の準備をしてくれています
しばらくすると潮が引いてきました。着いたときは腰近くまであった水がもう膝下まで下がっています。船もあまり揺れなくなりました
 
       
 
  簀立漁体験 09:30〜
  いよいよ簀立漁体験の始まりです。タモ網を持って簀立に入り、東京湾の魚を捕まえます
魚は本当にたくさんいました。スズキ、タイ、ボラ、カレイ、ダツ、ギマ、カニ、車エビなど種類もいっぱい。簀立の奥まったところは満員状態です。「こんな大きい魚を捕まえたよ!」「カニがいっぱい入ってるの見て見て!」などと言いながら、みんな夢中で魚をすくいとっていました。50cm以上もあるスズキやダツは、大きくてタモ網からはみ出しています
 
       
       
       
  ひとしきり魚をとり終えると、今度は潮が引いて砂地見えるようになった場所で潮干狩りです。アサリやアオヤギがたくさんいます。あちこち貝だらけといったところで山ほど貝を堀りました
宮島さんが言われた東京湾の豊かさを、みんな実感することができました
 
       
  昼食です。漁師さんが、獲れたばかりの鯛やスズキ、アオヤギなどを刺身にしてくれました。そのほか、アナゴの天ぷらやアサリの味噌汁、スズキの煮付けなどが、所狭しと並んでいます。東京湾の海の幸を、心行くまで堪能しました  
       
       
  港に帰る前に、木更津金田で代々簀立漁を受け継ぐ「網元つぼや」の船長で、冬は海苔養殖をされている、NPO法人盤州里海の会監事の実形(じつかた)さんからお話を伺いました
「この後盤州干潟へ行かれたら、東京湾に残された自然を、じっくり見てきてほしいと思います。」
「今日とったカニは、ゆでて食べるのも美味しいですが、カレーに入れるともっと美味しいですよ。野菜も、じゃが芋は入れないで、玉ねぎなどと一緒に煮てみてください。ぜひお試しください」
実形さんは、絶滅危惧種「アサクサノリ」の養殖や、海苔づくり教室の開催などにも取り組んでいます
 
      ボイルしてお味噌汁にしてみました。鯛もスズキも獲れたので海鮮三昧の中の1枚です。(東京都:NNさん)  
 
  打瀬舟見学 13:00〜
  今度は打瀬舟の見学です。車に分乗して、船が係留してある港に向かいます。港に着くと、見たことのない船が浮かんでいました
「動力(エンジン)がない時代、帆を張って網を引いて魚を獲っていたんですが、その船を復活させるプロジェクトに取り組んでいます。昭和30年代には、東京湾に1700隻くらい打瀬舟がありましたが、今はまったくありません。私たちは、資金を集めて船を作ろうとしています。なぜ今船を作るかというと、一つは船大工さんが世の中からいなくなってしまうということ。それから船を作ることによって、東京湾に注目してもらいたいためです。」と宮島さん
「この船は、熊本で船を譲り受けて東京湾まで回航してきました。この船を使ってイベントを開催しようと計画しています。船にはマストが4つあって、4枚帆を揚げます。竹が横に付いていますが、そこに網を降ろして横向きに走っていくんです。そうやって魚をとります。現在は、北海道でシマエビ漁に打瀬舟が使われています。シマエビの餌となるアマモ(海草)をスクリューで切ってしまわないよう、動力船を使わないんです。今後、検見川型という大きな打瀬舟を作って、東京湾のシンボルにしようと考えています。」
 
       
 
  干潟観察・記念撮影 13:30〜
  最後は盤洲干潟の観察会です。ところどころ潮が満ちた跡のある草地をどんどん海に向かって歩いて行きます。途中には、1000匹以上ものカニがハサミを振っていたり、巻貝がいっぱい穴をあけている場所などもありました。草地が終わると視界が開け、広大な干潟が広がっていました
宮島さんのお話です
「明治時代から比べると、干潟は90%が埋め立てられ、今は10%ぐらいしか残っていないような状況です。盤洲干潟は、東京湾の中でも本当に大きな干潟です。大潮の時は、約2.5kmぐらい先まで干潟が出てくるんですね。ここは、自然が多く残っているところです。なかなか来れないところなので、今回よく見ていって、いろんな人にお話していただければと思います」
「漁師さんたちから、東京湾をもっと豊かな海にしたいという話をよく聞きます。これからも東京湾をかわいがってやってください。今日はありがとうございました」
 
       
       
  朝から本当に貴重な体験でした。以前に比べて少なくなったとはいえ、自然を肌で感じることができ、東京湾を取り巻くいろいろなことについて考えさせられました。これからも東京湾の再生を応援していきたいと思います  
   
 
 
東京湾と言うと『ヘドロの海』『ベイエリア開発』が強烈なイメージだった。
それが変わったのは、数年前に『潜ってきたよ』とスキューバダイビングする友人から聞かされた時のこと。
更には、TV【ザ!鉄腕!DASH!】のダッシュ海岸造りプロジェクト(農的暮らし作りのダッシュ村の海版)を、毎週ワクワクしながら観るようになった。まさにタイムリーなイベントに参加。
佃煮屋さん、漁師さんの話と共に、簀立漁、目の前で獲れる大きなボラ・スズキ・渡り蟹・アサリ・川鵜etcの姿に確実に【よみがえる途上にある海】を体感する。プラス魚たちと格闘する子供たちのパワーが希望を増幅してくれた!いつか和歌山や石垣の海と並ぶ美しい海に戻れる・・・漁と魚料理の後は、打瀬舟(帆船)を見学。熊本から木更津に航海してきたばかり。
甘藻という海洋生物の寝床を破壊しない漁法が可能なこの舟は、1965年に東京湾から消えてしまったという。
打瀬舟復活プロジェクトが始まっている。一口船主になろうかと真剣に思う。
もう1つのテーマ盤州干潟観察。個人では絶対に行けない?秘密の場所を教わってしまったような気分。
大きな小櫃川の河口に広がる広大な干潟。途中で海洋学者の木村さん(学生たちと生物観察中)にご挨拶。
お勉強中だったから残念ながら参加は出来なかったけれど、「ハマグリ(絶滅の危惧にあった)いますよ」と教わり、「獲っちゃ駄目ですよ」という大切なオマケ付き!干潟は命の宝庫。小さい小さい米搗きガニが、たくさんたくさん潮招き。求愛行動とも知らず、なにか私たちを迎え入れてくれた気に多いに満足。「大丈夫・大丈夫」と言ってくれてるようで・・・それに応えないと地球人とは言えないかも・・・
その晩は、家でおさらい。WEBで漁師金まんさんのHPで生物などの確認作業。新聞で、打瀬舟の入港記事を読み、なんか海のそばで寝るような気分。
翌日は日焼けクリームを塗り、TVダッシュ海岸の1年目の大潮特集を見る。あのボラやスズキの子供たちがやってきていることが確認された。これから黒鯛、タコも来ますよ、と指導者のあの木村さん。1年でヘドロは減り砂が見える。
生態系が復活していく!
お会いできたイベントコーディネイターの宮島さん、金まんさん、木村さん、そしてWEBで知ったここ東京湾に関わる人々の輪の多様性と広がり。森・川・田畑・海、そして子供たちに関わること・人。
短時間でもその輪に居られて良かった!!祝島の原発が造られないことを改めて心から願う。
(埼玉県:大塚匡子さん)
 
 

魚はたくさんとれます!!!
子どもたちも超興奮ぎみでたくさん採っていました。
スズキやタイもとれ、カニ、アサリ、アオヤギ、ホンビノス貝なども豊富にいて、熊手(?)も貸してくださって、準備のよさを感じました。
大人も十分楽しめました。
とりたての魚を漁師さんが、調理台を海に立てて、そこで刺身にしてくれました。
新鮮そのもののお刺身を堪能できて、とっても幸せでした。(東京都:KNさん)

 
 
残さずいただきました!
思いのほか魚がたくさんいてびっくりしました。すばしっこいほうではない私でも鯛やスズキ、蟹、ダツなどが獲れて大漁でした!同行者がつかまえた車えびをその場で背ワタをとって食べたのも初めての経験でした。持ち帰った魚もみな残さず頂きました。(東京都:WMさん)
 
  海の自然学校・交通案内
  自家用車の場合
東京湾アクアライン連絡道・木更津金田インターから約3分
1.)川崎方面より、木更津金田インター降りてすぐの交差点を左折
2.)60mほど進み、最初の十字路を左折(網元つぼやのタテ看板があります)
3.)そのまま直進すると船が停泊している湾に沿った道に出るので右折(網元つぼやのタテ看板があります)
4.)湾に沿って道なりに進むと駐車場、乗船場に到着します
 
  電車とタクシーの場合
JR内房線・袖ヶ浦駅または巖根駅よりタクシーで約10分
「網元 つぼや」と伝えてください
 
  高速バスの場合
東京駅・八重洲口2番のりばからアクアライン経由高速バス(約40分)
木更津・金田バスターミナル下車し徒歩約8分
 
          交通案内詳細(pdf) »  
 
 
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