皆様にご協力をいただいた署名運動ですが、まことに残念ながら二井関成山口県知事は、10月22日『公有水面埋立免許』を中国電力に交付しました。
この間、私たちを初め多くの団体・個人の皆さんが、集会や申し入れ等様々な形で山口県・二井知事に埋立許可を出さないよう、「要請」行動を繰り返してきました。特に、埋立の段階で直接生活を脅かされる祝島島民は何度も知事との直接「対話」の場を求め続けました。しかし、二井知事はかたくなに対話を拒否し、祝島島民の声を無視する姿勢を崩しませんでした。
知事の姿勢は、何と今回の問題を漁港建設等一般的な公有水面埋立事業と同一に扱い、原発計画とは意図的に切り離すという、驚くべきものでした。
具体的には、「原発計画は、国の責任においてなされるものであり、県には何の権限もない」から「公有水面埋立法という法にのっとった対応しか出来ない」として、県民の安全で安心な生活を守る努力を放棄するという徹底した無責任さです。
しかし、この結果にも私たちの気持ちは少しも衰えることはありません。10月22日を契機に、今までの「要請」行動から「抗議」行動に切り替え、今後とも力の限り自らの命と生活そして命の海を守るために埋立阻止に向けて闘いを続けていく決意を新たにしています。
なお、お届けいただいた署名は10月20日までに到着したものは既に山口県に提出しており、それ以降のものは近日中に抗議の声として提出させていただきます。
御礼が遅れましたことをお詫びするとともに、これからもご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2008年10月31日
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